Open vSwitch VLAN
Open vSwitchを利用して、VMにダッシュボードからVLANを設定できるようにします。ノード上での作業は以下の構築作業1回だけです。
設定内容
ノードのNICが1つのケースで、管理用(ホストにSSHしたりVirtyへアクセスしたり)としても使っている想定です。
今回の設定値は以下の通りです。
name | value |
---|---|
Bridge name | ovs-br0 |
Physical interface | eth0 |
Native VLAN | 100 |
VLAN to Host IP | 200 |
Host IP | 192.168.200.1 |
Note
わかりやすくするため、Native VLANやホスト用VLANの値を設定しています。普通に両方1のケースのほうが多いと思います。
パッケージのインストール
sudo apt update
sudo apt install openvswitch-common openvswitch-switch
sudo systemctl status openvswitch-switch.service
ブリッジの作成
Danger
この手順を普通に実施すると、管理用のIPが一時的に利用できなくなるのでSSHが途切れます。困る場合はブリッジの作成(無停止)
を実施してください。ブリッジの作成(無停止)
は説明を簡略化しているので、実施の流れはこちらを確認の上行ってください。
ホストが利用するNICにVLANを設定します。利用しない場合は実行しないでください。
eth0のNative VLANを設定します。接続するスイッチのトランク設定などを確認して設定してください。
設定内容の確認
eth0に設定していたnetplanの設定内容をそのままovs-br0に記載します。このovs-brがホスト用のNICとして利用されます。(ex. SSH, Virty)
network:
ethernets:
eth0:
dhcp4: false
ovs-br0:
dhcp4: false
addresses:
- 192.168.200.1/24
gateway4: 192.168.200.254
nameservers:
addresses: [ 192.168.200.254 ]
version: 2
設定を適応します。
ブリッジの作成(無停止)
Danger
この手順を普通に実施すると、想定通りであれば、再びSSHができるようになります。失敗するとSSH接続ができなくなるため細心の注意を払ってください。
netplanの設定移植
network:
ethernets:
eth0:
dhcp4: false
ovs-br0:
dhcp4: false
addresses:
- 192.168.200.1/24
gateway4: 192.168.200.254
nameservers:
addresses: [ 192.168.200.254 ]
version: 2
Warning
MACアドレスの一致ルールなどが書いてあると失敗するので注意
netplanの設定確認(構文チェック)
先に実施できるコマンドを実行
一括で実行